(有)今井徹也建築設計事務所
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良質の木を育てるため、古くから間伐がおこなわれてきました。我が国の「伐木事業」が行われ始めたのは、明治の初め頃と云われます。
エネルギー革命や、高度経済成長により、昭和25年から薪炭林の改良と人工造林が行われだしました。そして、人工林の間伐推進の必要性が叫ばれはじめたのは、昭和40年代後半からです。
間伐材は、かつては暮らしの中で消費されていましたが、今や土木や建築材として有効活用の取り組みが各地で行われています。 |
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間伐
造林した木が成長することにより、混んできた林の中を適当に切りすかして太陽の光を入れて成長を促すために行う作業のことです。育成の目的に応じて、時期を考えておこなわれます。
主伐
利用期に達した樹木を伐採し、収穫すること。間伐とは異なり、伐採した後は、次の世代の木を植林し育てます。
除伐
育成の対象となる木々の生育を妨げる他の樹木を刈り払う作業のことです。樹木が互いに接し合う状態になるまでの間に数回おこなわれます。
(林業実務必携:朝倉書店より引用)
なぜ必要か
間伐をしない森林は、太陽の光が届かず土地を肥やすことができず、また、風通しも悪いため、樹木の成長が進みません。そのうちに樹木に虫が付き、山が荒れる原因となります。そして、山林の保水能力が落ち、ひいては私たちの生活にも影響を与えます。だから、間伐は、必要なのです。
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